近視

近視

 現代病であり小児の眼科疾患で一番多いのがこれです。ゲーム機器、スマホ、パソコン使用が急激に増え、近視児童はどんどん増加しています。対処法はまずはメガネになります。個々の正確な近視度数に合ったメガネを提供する事が基本になります。実はこの基本はとても奥が深く簡単ではありません、大人と違い子供には大きな調節力(ピントを合わせる力)があります。体調や性格というのも関連します。スキアスコープや(症例により)サイプレジン点眼を用いてメガネ度数を決定します。私の近視抑制治療に対する考え方はこのホームページ上の『疾患の解説 近視』で述べさせていただきます。

 私は毎日の外来診察で、昭和時代からの眼科医の“基本のき”であるスキアスコープを多用します。これは目の近視や遠視、乱視などの屈折異常の度数を他覚的に(患者の自覚に頼らずに)測定するための昔からの検査機器です。暗室にて患者の瞳孔に光を当て、その反射光の動きを観察して屈折の状態を判断します。検査時に患者はただ前方をぼんやり見ているだけでよく、目の調節が入りにくい自然な状態での測定ができます、この方法は昔からある検査で、現代のオートレフラクトメーターなどの精密な自動測定機器が普及する今は、おそらく50代以下の一般の眼科医で使用するのは少数派だと思います(もちろん小児眼科専門医は使用されます)。シンプルな光学利用したスキアスコープの客観的所見は機械データにだまされず、個々に合った屈折(近視遠視)評価が可能になります。(さわ眼科に来院いただいた多くの患者さまから学ばさせていただきました)近視に対する医療は小児の将来に大きく影響するとても重要な分野と認識しております。